看護師の転職に職務経歴書は必要?書き方の基本と注意点について解説

2023.8.1
転職お役立ち情報

看護師として転職を考えているけれど、職務経歴書が必要なのか分からないことに悩む人も多いです。職務経歴書は事前に書き方や注意点をチェックして、基本を把握しておくのが重要となります。

 

本記事では、看護師の転職に職務経歴書が必要になるのか解説します。同時に職務経歴書の書き方や作成時の注意点も紹介します。

 

 


目次

 

1.看護師の転職時に職務経歴書は必要?

 

2.職務経歴書と履歴書の違いについて

 

3.職務経歴書の基本的なフォーマット

 

4.看護師の職務経歴書の書き方について

 

5.看護師の職務経歴書を書く際の注意点

 

6.看護師の職務経歴書の書き方に迷ったら「ナースキャリアネクスト」が役立つ!

 

まとめ

 


 

 

看護師の転職時に職務経歴書は必要?

看護師の転職時には、一般的に職務経歴書が必要です。以下では、看護師の転職において職務経歴書が必要な理由を解説します。

 

 

看護師としての経験を職務経歴書で詳しく伝える

職務経歴書は、過去に経験した職業や仕事内容、身につけたスキルや対応できる業務などを記載する書類です。主に職務経歴書は、看護師を求める職場に合ったスキルや考え方があるのかを、確認するために使用されるケースが多いです。

そのほか、看護師を募集する職場は即戦力として働ける人材を求める傾向にあるため、職務経歴書をチェックして採用する人材を絞り込むことがあります。

 

 

職務経歴書を提出するメリット

職務経歴書の提出は、必ず求められるわけではありません。しかし、事前に用意しておくことで看護師としての能力をスムーズに伝えられるメリットがあります。

 

 

履歴書の自己PRや志望動機だけでは伝えきれなかった情報を記載することで、より深く自身のアピールが可能です。また、職務経歴書を書くことで自分のスキルや長所を、あらためて整理できるのもメリットです。面接後の選考時にも職務経歴書は判断対象となるため、もれなくアピールするようにしましょう。

 

 

職務経歴書と履歴書の違いについて

看護師の転職時に職務経歴書を書く場合、履歴書との違いを把握することが重要です。以下では、職務経歴書と履歴書の違いについて解説します。

 

 

履歴書は基本情報を伝えるための書類

履歴書は自分の学歴や職歴、志望動機といった応募における「基本情報」を伝えるのが役割です。一方で、職務経歴書は実務経験や具体的なスキルなど、より詳しい情報を伝える書類となっています。

 

履歴書で書ききれなかった内容を、職務経歴書で補足する形が理想です。

 

 

職務経歴書の基本的なフォーマット

職務経歴書の作成時には、参考になるフォーマットを知ることもポイントです。以下では、職務履歴書の基本となるフォーマットについて解説します。

 

 

職務経歴書に決まったフォーマットはない

前提として、職務経歴書に決まったフォーマットはありません。ある程度自由な書式で作成できる一方で、守るべきポイントがいくつかあります。

次項を参考に、職務経歴書のフォーマットにおける守るべきポイントを確認しましょう。

 

 

職務経歴書は箇条書きでまとめる

職務経歴書の内容は、基本的に箇条書きでまとめます。一目で内容が分かるように文章を整理し、時間をかけずに読めるように意識して構成します。

例えば見出しを作成して、項目ごとに情報をまとめるのもポイントです。また、読みやすさを追求するために、行頭と行末をそろえるのも職務経歴書の作成における工夫の1つです。

 

 

枚数はA4サイズで1〜2枚程度

職務経歴書は、A4サイズ1〜2枚程度で全体をまとめる必要があります。2枚に収まらない場合には、省略できる文章や情報を探し、再度構成を練り直しましょう。

無理にA4サイズ1〜2枚に収めるようとして改行をまったくしないと、読みづらい職務経歴書になってしまいます。適度に改行しつつ、文章に隙間を作るのがコツです。また、職務経歴書が2枚になる場合には、それぞれ片面印刷で出力します。

 

 

職務経歴書はパソコンを使って作成する

履歴書は手書きによる作成が推奨されるケースが多いですが、職務経歴書は読みやすさを重視してパソコンでの作成がおすすめです。職務経歴書は履歴書と違って長文になりやすいため、文字がそろっているパソコンの方が読みやすく、作成に時間がかからないメリットがあります。

基本的に職務経歴書のフォントは明朝体を使用し、文字サイズが10.5程度を基準にして読みやすい形に整えます。

 

 

看護師の職務経歴書の書き方について

看護師の職務経歴書を作成する際には、基本となる書き方を知るのも大切です。以下を参考に、職務経歴書の書き方を確認してみましょう。

 

 

職務経歴書の書き方1.タイトルを中央に記載する

職務経歴書の1枚目には、中央に大きな文字で「職務経歴書」と記載します。書類の種類や目的が一目で分かるように、太字で記載すると良いでしょう。

 

 

職務経歴書の書き方2.日付・氏名

タイトルの1段下に、職務経歴書を提出する日付と自分の氏名を記載します。郵送の場合には投函日、直接渡す場合には当日の日付、メールの場合には送信日が日付になります。

応募先の企業から指定が合った場合には、その内容に合わせて記載します。

 

 

職務経歴書の書き方3.職務経歴

看護師として経験した職種についての情報を、職務経歴として詳しく記載します。看護師の場合には勤務年数、雇用形態、勤務先の正式名称などを箇条書きで書きましょう。

分かる場合には勤務先の病床数や職員数なども記載することで、採用担当者に経歴をイメージしてもらいやすくなります。また、勤務年数は「2010年1月〜2020年12月」といった形で、具体的に書くのが基本です。

 

 

職務経歴書の書き方4.職務内容

看護師としての就業期間、担当した業務、配属先などを箇条書きで書きます。業務によって得られたスキルや経験をピックアップし、過去の業務が今の自分にどのような影響を与えているかアピールしましょう。

職務内容には具体的なエピソードを交えることで、説得力が増します。

 

 

職務経歴書の書き方5.保有している資格

保有している資格も、職務経歴書では箇条書きで記載します。履歴書に書いた資格と違いが出ないように、事前に内容を照らし合わせておくのがポイントです。

資格は正式名称で書き、同時に取得した日付も記入して取得順に並べます。

 

 

職務経歴書の書き方6.自己PR

これまでの職務経歴を踏まえて、自分を採用するメリットをアピールします。履歴書の自己PR欄に書けなかった内容を中心に、自分の魅力を多角的に記載しましょう。

自己PRは箇条書きではなく、文章で記載しても問題ありません。ただし、文章全体が長くならないように、5行程度を目安に調整する必要があります。

 

 

看護師の職務経歴書を書く際の注意点

看護師の職務経歴書を書く際には、事前に把握すべき注意点があります。以下では、職務経歴書の作成時に注意しておきたいポイントを解説します。

 

 

職務経歴書と履歴書の内容が矛盾しないように注意する

職務経歴書と履歴書の内容に違いがあると、採用担当者はどちらを信用するべきか判断できなくなります。「きちんと履歴書・職務経歴書を書けていない」と評価される可能性もあるため、職務経歴書の作成時には履歴書と矛盾が起きないように細かい点までチェックするように心がけましょう。

 

 

履歴書と職務経歴書は差別化する

履歴書に書いてある内容をそのまま職務経歴書に書いてしまうと、採用担当者に詳しく自己アピールするチャンスを逃すことになります。履歴書を補足するための情報を職務経歴書に書くことを意識し、内容を差別化しましょう。

 

 

提出前に誤字脱字などのケアレスミスを確認する

職務経歴書のなかに誤字脱字や言葉の間違い、病院や資格の名称が正しくないなどのケアレスミスがあると評価が下がる恐れがあります。提出前に職務経歴書の全体を見直し、ミスがないことを確認しましょう。


 

作成した職務経歴書と履歴書を誰かに確認してもらい、二重チェックを実施するのも1つの方法です。

 

 

看護師の職務経歴書の書き方に迷ったら「ナースキャリアネクスト」が役立つ!

「ナースキャリアネクスト」では、看護師専門のアドバイザーが転職におけるサポートをしています。職務経歴書の書き方に悩んでいる人も、アドバイザーの具体的なアドバイスを参考にして書き進めることが可能です。

 

そのほか、看護師の転職に必要となるさまざまな準備を支援したり、不安や悩みを相談したりもできます。看護師の転職時に多くのメリットがあるため、登録してサポートを受けることを検討してみてください。

 

 

まとめ

看護師の転職時には、履歴書だけでなく職務経歴書の作成も必要です。職務経歴書を初めて書く場合には、基本的な書き方と注意点を確認した上で、採用担当者に多くの情報を届けられるように備えましょう。職務履歴書がきっかけとなって採用が決まるケースもあるため、転職時にはきちんと内容を詰めて書くのがおすすめです。

 

看護師の転職時には、看護師専門の転職サポートを実施しているナースキャリアネクストが役立ちます。看護師の転職に精通したプロのアドバイザーが入職まで徹底的なサポートを行い、理想とする転職先探しを手助けします。これから転職をスタートさせる人も、上手くいかずに悩んでいる人も、この機会にナースキャリアネクストに登録して専門家のサポートを活用してみてください。

 

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