看護師の面接で対策すべき質問について|具体的な回答例や面接時のポイント・注意点を解説

2023.8.1
転職お役立ち情報

看護師の面接では「質問への答え方」と「答えの内容」がみられている

看護師の面接では、主に「質問への答え方」と「答えの内容」がみられています。具体的にどのような点をチェックされるのかを、以下で解説します。

 

質問への答え方で人となりがチェックされる

看護師に限りませんが、面接の質問では回答者の「答え方」が採点対象となります。答え方がたどたどしい、目を合わせて答えられないなど、マイナスにつながる要素をなくすように意識する必要があります。

 

回答内容も面接の判断材料となる

質問に適した回答ができているかも、面接時の判断材料となります。質問と噛み合わない回答を続けてしまうと、コミュニケーションが取りづらいと判断される可能性があります。

 

きちんと質問を聞いてから、落ち着いて最適な回答を導き出すための練習が重要です。

 

看護師の面接において質問が重視されている理由

看護師の面接では、質問への対応力が重視される傾向にあります。以下では、看護師の面接における質問の重要性を解説します。

 

好条件の人気求人は他選考者もいる

看護師の人気求人は応募者も多く、競争が激しくなります。そのため医療機関や企業は、職場と合う人材かどうかを面接のなかで見極めなければなりません。

 

そこで質問を参考に、その人の看護技術、経験、スキルに加えて、「そこでどのように働くのか」を測ることが多いです。

 

看護師の面接における基本的な質問

看護師の面接には、基本的となる質問がいくつかあります。スムーズに回答できるように、質問の詳細と回答方法を確認しておきましょう。

 

基本的な質問1.自己紹介をしてください

氏名、経歴、長所・短所などの項目を参考に、自己紹介を行います。難しいことをいう必要はなく、落ち着いて話すように心がけるのがポイントです。

 

基本的な質問2.看護師としての経験を教えてください

これまで看護師として働いてきた経歴を、簡潔に分かりやすく説明します。特定の経歴をピックアップするのではなく、すべての経歴を紹介する必要があります。

 

経歴が多い場合には、時間配分に注意して回答が長くならないように注意しましょう。

 

基本的な質問3.転職・退職の理由は何ですか?

前職の退職理由を聞かれた場合、話せる範囲で正直に回答します。無理に理由を捏造すると、その後の質問への回答に矛盾が出る可能性があるため、基本的には着色せずに話します。

 

トラブルや労働環境を理由に退職した場合には、前職の悪口にならないように解説する工夫が必要です。

 

基本的な質問4.なぜこの職場に興味を持ったのですか?

この面接に応募した理由を、正直に回答します。ほかの医療機関・企業にはないメリットに魅力を感じたことを解説し、「ここに転職したい」という意思を前面に出すのがポイントです。

 

基本的な質問5.看護師以外の仕事経験はありますか?

看護師以外の職務経歴がある場合、その詳細を回答します。仕事の内容だけでなく、看護師の業務に役立つ要素があれば併せて紹介しましょう。

 

看護師以外の職業を経験していることがメリットになるように、転職先の業務と経歴を上手く結びつけるのがコツです。

 

看護師の面接における仕事関係の質問

看護師の面接では、仕事関係の質問も行われます。以下では、仕事関係の質問のパターンと回答方法を解説します。

 

仕事関係の質問1.面接先の業務で役立つスキルを持っていますか?

面接先の業務で役立つ具体的なスキルを回答し、どのように応用するのかを解説します。例えば「マネジメントスキルで業務効率化を促進する」「新人の教育スキルで人材育成に貢献できる」などが回答例になります。

 

また、業務で役立つスキルを回答する際には、どんな看護観を持っているのかも併せて説明します。

 

仕事関係の質問2.特別な業務や役割の担当経験はありますか?

過去に管理職やリーダー職を経験した場合、その事実を回答しましょう。ただ「管理職を担当しました」ではなく、「管理職で〇〇の経験をしました」など、情報の上乗せを意識します。

 

特別な経験がない場合には、今後どのような役割を担当したいのかといった希望を話します。

 

仕事関係の質問3.看護師の仕事に対する心構え・気をつけていることを教えてください

「〇〇を忘れないように働いている」「〇〇をしないように気をつけている」など、具体性のある回答をします。実際に普段から考えていることを話さないと、深く突っ込まれた際に返答ができなくなる恐れがあるため注意が必要です。

 

仕事関係の質問4.看護師としてどのような仕事を担当したいですか?

業務における希望を回答し、転職後の目標を明確に示すのがポイントです。「特にありません」といった回答は、モチベーションが低いと判断される可能性があるため避けましょう。

 

事前に面接を受ける医療機関・企業のことを調べて、どのような仕事があるのかを把握しておく必要もあります。

 

仕事関係の質問5.看護師の仕事は自分に向いていると思いますか?

看護師という仕事に対して、どのような認識を持っているのか質問されるケースもあります。「向いている」と回答するのが一般的ですが、その際には「なぜ向いているのか」を自分の言葉で説明する必要があります。

 

看護師の面接における志望動機・自己PRに関する質問

看護師の面接時には、志望動機や自己PRに関する質問もされます。ほかの応募者と差別化できるように、効果的な回答方法を事前に確認しておきましょう。

 

志望動機に関する質問について

看護師の面接では履歴書に記載した志望動機について、詳細を質問されることが多いです。履歴書の内容をきちんと把握した上で、自分の気持ちを正直に回答しましょう。

 

自己PRに関する質問について

履歴書に記載した自己PRについても、詳細を質問されるケースが多いです。自己PRを補足することを意識し、履歴書に書ききれなかった具体的なエピソードをプラスすると良いでしょう。

 

履歴書の内容と矛盾しないように、自己PRのポイントはしっかりと確認しておくのが基本です。

 

今後のキャリアプランに関する質問

就職後にどのようなキャリアプランを構築したいのかなど、看護師としての将来に関する質問も行われます。事前に「〇〇の資格を取得する」→「管理職として職場に貢献する」など、流れに沿って話せるように備えるのがコツです。

 

看護師の面接では逆質問も行われる

看護師の面接では、応募者から面接官に質問をする「逆質問」も実施されます。面接における逆質問の具体例とポイントを、以下で解説します。

 

看護師の面接における逆質問の具体例

看護師の面接における逆質問では、「不安なこと」や「気になること」を質問します。例えば「勤務までに学んでおく内容はありますか」「研修などの制度はありますか」「インシデントの際にはどのようなフォローがされていますか」など、就職後をイメージしていることを伝えられる回答が望ましいです。

 

逆に給与や休日などに関する質問は、イメージが良くないため避けましょう。

 

面接の内容を参考に逆質問を考えるのもポイント

面接の最中に気になるポイントをみつけたら、それを逆質問に使用するのも1つの方法です。逆質問が実施されることを見据えて、面接中に質問をストックするように意識してみましょう。

 

逆質問をしないのは面接においてマイナスになる?

逆質問をしないで面接を終わらせると、積極性が足りないと判断される可能性があります。転職への熱意が低いという印象を与えることも懸念されるため、基本的には何かしら質問を返すようにしましょう。

 

特に質問がない場合には、面接のなかで共感したポイントなどを伝えると印象が良くなります。

 

看護師の面接で必要な準備

看護師の面接時には、いくつか必要な準備があります。以下を参考に、面接に向けて備えておくべきポイントを整理しておきましょう。

 

面接する医療機関・企業の詳細を調べておく

面接する医療機関・企業の基本情報は、あらかじめHPで確認しておきましょう。企業理念や職場の特徴、フォロー制度などを確認し、調べれば分かることは面接で質問しないように注意します。

 

面接の持ち物と会場までのアクセスを確認する

当日になってから慌てないように、面接の持ち物と会場へのアクセス方法は早めに確認しておきます。可能であれば1度面接会場まで出向き、具体的なルートをチェックすることも検討してみましょう。

 

ポジティブな回答ができるように備える

看護師の面接においては、あらゆる回答をポジティブに言い換えるのが重要です。例えば「前の職場が合わなかった」ではなく、「自分に合う職場がほかにあると考えて転職を決意した」と言い換えることで、面接官にポジティブな印象を与えられます。

 

キーワード1つで面接官が持つイメージは一変するため、面接時に使う言葉は慎重に選びましょう。

 

看護師の面接で注意すべきポイント

看護師の面接を受ける際には、注意すべきポイントがあります。面接で評価を下げないように、注意点もチェックしておきましょう。

 

服装や身だしなみに気を遣う

面接時には、服装と身だしなみをきちんと整えるのが基本です。早めに面接会場に到着し、身だしなみの乱れを直す時間を確保しましょう。

 

質問への回答は暗記しない

面接における質問への回答は、丸暗記しないのが重要です。暗記した内容を話すだけだと、柔軟性がなくなって咄嗟の対応が難しくなります。

 

あくまで回答例は参考に留めて、その場の状況に応じて臨機応変に自分の言葉で話しましょう。

 

普段の自分を出すように意識する

面接ではある程度自分をよくみせる必要がありますが、基本的には普段通りの姿を確認してもらいます。本来の自分と一緒に仕事をしたいと思ってもらえるように対応することで、就職後も背伸びをせずに働けます。

 

看護師の面接に不安を覚えるなら「ナースキャリアネクスト」の活用がおすすめ

看護師の面接に臨むのが不安なときには、「ナースキャリアネクスト」のサービス活用がおすすめです。

 

看護師専門のアドバイザーが面接をサポート

ナースキャリアネクストに登録すると、看護師専門のアドバイザーが面接に対するアドバイスやサポートをしてくれます。面接日程の調整や条件交渉なども任せられるため、自分は面接の練習に集中できるでしょう。

 

面接の雰囲気や職場の状況なども知れるので、安心して本番に臨めます。休日や給与など面接では聞きづらいことも、アドバイザーから情報を取得できます。

 

転職活動における悩みや不安を相談できる

ナースキャリアネクストでは、看護師への転職時に感じる悩みや不安を相談できます。豊富な実績を持つアドバイザーが悩みや不安を解消してくれるため、自信を持って就職活動に臨めるようになります。

 

まとめ

看護師の転職時には、面接対策が重要です。どのような質問がされるのかを想定し、適切な回答を練習しておくのがポイントです。この機会に良くある質問と回答方法を確認し、合格に向けた対策を練りましょう。

 

看護師の転職を進める際には、ナースキャリアネクストへの登録がおすすめです。ナースキャリアネクストは全国で17万以上の病院や医療機関のなかから、求める条件にマッチした職場を選定して紹介しています。医療業界や病院の情報に精通したスペシャリストによる転職サポートも手厚いため、さまざまな悩みを相談しながら転職活動が行えます。

 

この機会にナースキャリアネクストに登録し、今後の転職活動に専門家のサポートを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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