看護師には情報収集＆メモのスキルも必要？情報を集める理由やメモを取るコツを解説

2023.8.25

看護師のお悩み

看護師として働く際には、情報収集も重要な業務となります。正確に情報収集をしたうえで、きちんとメモに残すことができないと、仕事に支障が出るケースも考えられます。本記事では看護師に必要な情報収集のスキルと、メモを取るコツ・注意点などを解説します。看護師としてスキルアップを目指す人や、これから働き始める看護師の人は、ぜひ参考にしてください。

1．看護師にとって情報収集が重要な理由

2．看護師の仕事で情報収集が必要になる場面

3．看護師が情報収集を効率良く行うにはメモを取るスキルが必要

4．看護師が上手にメモを取るためのポイント

5．メモを取る際の注意点

6．転職の際にも情報収集・メモのスキルは役立つ

7．看護師の転職は「ナースキャリアネクスト」にお任せ

まとめ

看護師にとって情報収集が重要な理由

看護師の業務では、情報収集が重要な作業となります。情報収集とその確認が正確にできないと、仕事でトラブルを招く可能性もあります。以下では、看護師にとって情報収集が重要な理由を解説します。

医療事故を防ぐために情報が必要

看護師の仕事では、患者さんの命を預かることも珍しくありません。周囲の人たちとの情報共有ができていないと、医療事故などのリスクが高まり、結果的に大きな問題に発展する可能性も懸念されます。そのため普段から適切な情報収集を実施し、医療事故を防ぐための対策が求められます。

看護師は目の前の仕事に集中するだけでなく、現場全体に目を向けられるように、積極的な情報収集が必要です。

患者さんとの信頼関係の構築に必要

患者さんと信頼関係を構築する際にも、情報収集が必要です。相手のことをよく理解したうえでコミュニケーションを取ることで、スムーズに良い関係をつくれます。逆に相手のことを理解せずに、定型的なコミュニケーションを取っていると、患者さんから信頼されない可能性が高まります。

信頼できない看護師がいる環境は、患者さんの負担になるケースも懸念されます。そのため情報収集を通して、相手のことを理解するプロセスが重要です。

看護師の仕事で情報収集が必要になる場面

看護師の仕事では、情報収集が必要になる場面がいくつかあります。どのようなシーンで情報収集をすべきなのか分かっていれば、スムーズな対応が可能です。以下では、看護師の仕事において情報収集が必要になる場面を紹介します。

新しい職場に転職したとき

新しい職場に転職したときには、まず情報収集が重要です。仕事の流れやルールを確認し、正確にメモに残しておく必要があります。前職と働き方や仕事内のルールが、大きく異なるケースも珍しくありません。前職の働き方を新しい職場に持ち込むと、周囲を混乱させてしまう可能性もあります。新しい職場を理解するために、積極的な情報収集に努めることが重要です。

また、1日の業務を書き込んだワークシートを作り、早く新しい職場の働き方に馴染めるように行動することもポイントです。

申し送りのとき

看護師が交代時に業務内容や指示などを伝える「申し送り」のときにも、情報収集スキルが必要です。短い時間で相手の話を理解し、必要に応じてメモを取る能力は欠かせません。看護師が1日のなかで得る情報量は多く、まとめていないと正確に相手に伝えるのは難しいです。情報収集しつつメモを取り、申し送りに備えるのも重要となります。

職場環境が大きく変わったとき

新しい患者さんが入院した、新人看護師が入職したなど、職場環境が大きく変わったときにも情報収集が必要です。現在の職場で重要となる情報を集めて、業務に活かすことが求められます。看護師の職場は環境が変化しやすいため、こまめな情報収集が重要です。過去の情報を更新できていないと、仕事中のミスにつながる可能性もあります。

患者さんの入院や看護師の入職時など、自分の業務に影響することが予想される変化に対しては、しっかりと情報収集をしておきましょう。

看護師が情報収集を効率良く行うにはメモを取るスキルが必要

看護師が情報収集を効率良く行うには、メモを取るスキルも必要です。スマートフォンなどの機器が普及したことで、メモを取る機会は減少しています。そのためメモを上手く取れない、メモを取るスキルを知らない人も多いです。以下では、看護師が情報収集を効率良く行うために必要となる、「メモを取るスキル」について解説します。

「メモを取るスキル」とは？

メモを取るスキルとは、短時間で適切にメモを記述する能力を指します。看護師には仕事をしながら必要な情報をピックアップし、正確にメモするスキルが求められます。仕事中に確認すべき情報量が多いため、メモを取らずに暗記することは難しいです。そのため看護師はメモを取るスキルを習得し、情報収集に活かすことが働く際のポイントです。

メモを取るスキルは情報収集を効率化する

メモを取るスキルは、情報収集を効率化することにつながります。情報収集する習慣がついても、メモを上手に取れないとインプットが難しくなるでしょう。情報収集をする能力とメモを取るスキルは、セットで考える必要があります。「情報を得たら即座にメモをする」といった習慣をつくり、日常的にメモを活用する意識を持つことが重要です。

使用するメモは基本的に自由ですが、さまざまなスタイルを試して、最も効率化できる方法を模索することがおすすめです。

看護師が上手にメモを取るためのポイント

看護師が上手にメモを取るためには、いくつか把握しておくべきポイントがあります。以下では、看護師が上手にメモを取るための基本となるポイントを紹介します。

メモに書くのはキーワードと要点

いわれたことを全部メモするのではなく、キーワードと要点だけをまずは記載します。キーワードと要点さえメモできていれば、あとから清書して分かりやすい形に直せます。メモは1度記載して終わりではなく、後から見直す必要があります。清書を前提に記載することで、メモをする時間を短縮し、仕事に支障を出さずに済みます。

あくまで目の前の業務を重視して、メモを取る時間は最小限に留める工夫をしましょう。

カルテだけで情報収集をしない

カルテには患者さんに関するさまざまな情報が記載されているため、重要な情報源となります。しかし、カルテだけで情報収集をせずに、患者さん本人やほかの看護師の意見も参考にメモをすることも必要です。複数の情報源を参考にすることで、より正確な情報をメモに残せます。

情報源が間違っている可能性も考慮して、情報収集の際には複数の内容を参考にする方法がおすすめです。

職場の許可が出るならスマートフォンのメモを活用する

職場の許可が出るなら、スマートフォンのメモ機能を使うこともおすすめです。電子データであれば簡単に入力と、修正が可能です。字が汚いためにメモを取ることを苦手に感じている人も、電子データであれば問題なく情報を記録できます。クラウドなどに情報をアップすれば、紛失の心配などもなくなります。

一方で、患者さんの個人情報や職場の機密が流出しないように、メモをする内容と管理には十分な注意が必要です。

メモを取る際の注意点

看護師の仕事でメモを取る際には、いくつか意識すべき注意点があります。以下では、看護師の仕事でメモを取る際の注意点を解説します。

あとから見返すことを意識する

先にも解説したように、メモはその場限りではなく、あとから見返すことを意識して書く必要があります。基本的にメモは情報収集した内容を振り返り、正確に理解するために使われます。そのため自分でも読めない字で書いたり、意味が分からなくなる書き方になったりしないように注意が必要です。

メモを取る際には聞き返す勇気も必要

相手の話が早い場合、きちんとメモが取れるように聞き返すことも考えられます。中途半端に聞き取ってメモを取ると、誤った情報に変化してしまう可能性もあります。聞き取れなかった内容はそのまま放置せずに、勇気を持って聞き返すように意識しましょう。

無駄に色を使わない

複数の色でメモを取ることも1つの方法ですが、無駄に多くの色を使うとあとから読み返した際に混乱の原因となります。メモに使う色は3色程度に留めて、色ごとにきちんと理由をつけることがポイントです。

転職の際にも情報収集・メモのスキルは役立つ

看護師が転職する際にも、情報収集とメモのスキルは役立ちます。転職情報を的確に収集し、メモに残すスキルがあれば、転職活動がスムーズに進みます。転職活動に活かすことも考えて、この機会に情報収集とメモを取るスキルを身につけるのもおすすめです。

看護師の転職は「ナースキャリアネクスト」にお任せ

転職を検討する際には、看護師に特化した転職支援サービス「ナースキャリアネクスト」をぜひご活用ください。「ナースキャリアネクスト」では看護師専門のアドバイザーが、面接の設定や条件交渉などを行い、入職までの徹底サポートを実施しています。看護師として働きながらでも、効率良く転職活動が進められるため、妥協のない転職が実現可能です。

転職に関するアドバイスやポイントも、プロのアドバイザーが指導するため、情報収集の場としても「ナースキャリアネクスト」をご利用いただけます。

まとめ

情報収集をするスキルとメモを取るスキルは、看護師として働く際に重要な能力となります。看護師として効率良く働く下地を整えることで、仕事で評価されるきっかけを得られます。仕事での評価が高まれば自信がつき、転職にも積極的になれるため、この機会に情報収集をするスキルとメモを取るスキルについて、詳細を確認してみてください。

情報収集をするスキルとメモを取るスキルを活かすために、新しい職場への転職も検討されます。「ナースキャリアネクスト」なら担当地域に専従したアドバイザーが、医療業界・病院の情報を豊富に有するスペシャリストとしてサポート可能です。まずは無料登録から、「ナースキャリアネクスト」のアドバイザーに転職についてお気軽にご相談ください。